影の軍団最強ランキングで、あのベルやイグリットを抑え、堂々の1位に輝いた総軍団長「ベリオン」。
「なんでベリオンが最強なの?」
「イグリットやベルと、一体何が違うの?」
「そもそも、いつの間に仲間に…?」
物語の後半、漫画版167話で突如として現れた“真”の最強である彼に、多くの読者が興味と疑問を抱いているはずです。
この記事でわかること
注意
原作を最後まで読んでいない方、アニメでの展開を楽しみにしている方は、ご注意ください。
他の影とは出自が違う!ベリオンの正体と誕生の秘密
まず、ベリオンを語る上で絶対に外せない、彼の「出自」の秘密に迫ります。彼はイグリットやベルのように、水篠旬に倒されて影になったわけではありません。その驚きの正体を知ることで、彼の強さの理由が見えてきます。
ベリオンのプロフィール
項目 | 内容 |
名前 | ベリオン(Berion) |
階級 | 大元帥(だいげんすい)級(影の軍団の最高位) |
役職 | 総軍団長 |
武器 | 変幻自在の鎖剣(チェインソード) |
見た目 | 漆黒の鎧に身を包み、鋭い目つきと威厳ある佇まいが特徴。 |
特技 | 超高速剣術、10万の軍勢の統率、絶対的な忠誠心 |
先代・影の君主から仕える「最古参」の忠臣
ポイント
アッシュボーンとは、元々は「絶対者」に仕える神の使者(統治者)でしたが、仲間たちの裏切りをきっかけに、不死の力を持つ「影の君主」となった存在です。
ベリオンは、そのアッシュボーンが率いていた影の軍団の総軍団長でした。つまり、水篠旬が手に入れたどの影よりも古くから存在し、宇宙規模の戦争を戦い抜いてきた、まさに百戦錬磨の歴戦の勇士なのです。
なぜ水篠旬の軍団に?ベリオンが仲間になった経緯
イグリットやベルは、水篠旬に「倒された」ことで影の兵士になりました。しかし、ベリオンは違います。
物語の終盤、水篠旬が「システム」の真実を知り、アッシュボーンの力を完全に継承したことで、アッシュボーンの遺産(レガシー)として、ベリオンが率いる軍団もまた、水篠旬に引き継がれました。
ベリオンは、新たな主君となった水篠旬の「器の大きさ」と覚悟を瞬時に見抜き、自らの意思で忠誠を誓います。
これは、彼が単なる兵士ではなく、自ら王を見定める資格を持つ、特別な存在であることを示しています。
【強さの解剖】総軍団長ベリオンはなぜ最強なのか?
ここでは「なぜベリオンが最強なのか?」という最大の疑問に、具体的なシーンを交えてお答えします。彼の戦闘能力が、他の元帥級二人とすら「格が違う」ことがよく分かります。
ベルを一蹴!初登場で見せた圧倒的な実力差
注目シーン
それまで影の軍団最強のエースだったベルが、総軍団長の座をかけてベリオンに挑戦。しかし、結果はベルの完敗でした。光の速さで動くベルを、ベリオンは傷一つ負うことなく、いとも簡単に拘束し、戦闘不能にしてしまいます。
このシーンは、読者に「ベルですら赤子扱い…!?」という強烈なインパクトを与え、影の軍団の序列を決定づけた瞬間でした。
変幻自在の武器「鎖剣」による予測不能な攻撃
ベリオンの主武器である大剣は、鞭のようにしなやかに軌道を変え、鎖のように伸びる「鎖剣(チェインソード)」という特殊な武器です。
武器の特徴
遠距離から敵を拘束したり、一瞬で間合いを詰めて斬りつけたりと、あらゆる状況に対応できます。
その剣術の技量は、他の影とは完全に別次元と言えるでしょう。
10万の軍勢を率いる「総軍団長」としての指揮能力
ベリオンの真の恐ろしさは、個人の戦闘力だけではありません。彼は10万を超える大軍勢を率いる「総軍団長」としての、卓越した指揮能力を持っています。
彼の指揮のもと、影の軍団は単なる数の暴力ではなく、まるで一つの巨大な生命体のように統率された動きを見せます。
個々の兵士の能力を完璧に把握し、戦況に応じて最適な戦術を展開する。この戦略眼こそが、彼を最強たらしめる最大の理由です。
イグリット、ベルとの違いは?ベリオン独自の魅力
ベリオンの魅力は、ただ強いだけではありません。イグリットやベルと比較することで、彼だけが持つ「絶対的王者」としての独特な個性とカリスマ性を浮き彫りにします。
【vsイグリット】「騎士道」とは異なる「絶対的忠誠」
比較ポイント:忠誠の質
彼の忠誠は、「“影の君主”という玉座そのものに仕える」という、より根源的で揺るぎないもの。主君個人の人格だけでなく、その背負う宿命と王座に対して、絶対の敬意と服従を誓っているのです。
【vsベル】「ギャップ萌え」とは対極の「威厳とカリスマ」
比較ポイント:魅力のベクトル
ベリオンは常に冷静沈着で、その佇まいには圧倒的な「威厳とカリスマ」が満ち溢れています。彼がそこにいるだけで、戦場の空気が引き締まる。多くを語らずとも、その存在感だけで軍団を統率する、まさに絶対的な王者の風格です。
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まとめ:ベリオンは影の軍団を完成させた「最後のピース」
最後に、ベリオンという存在が「影の軍団」そして物語全体にとって、どのような意味を持っていたのかをまとめます。彼は、水篠旬の軍団を次のステージへと昇華させた、まさにキーパーソンでした。
ベリオン加入の意味
それは、水篠旬の軍団が、彼個人の力で集めた「私兵」から、宇宙の法則を揺るがす「神の軍勢」へと完全に進化した瞬間でした。
イグリットが「最初の忠臣」として、ベルが「最強のエース」として軍団を支えてきたとすれば、ベリオンは、その軍団を完璧に統率し、真の「影の軍団」を完成させた、まさに「最後のピース」だったのです。
彼の存在なくして、水篠旬が宇宙の君主たちとの最終決戦に勝利することはできなかったでしょう。
ベリオンは、物語のスケールを宇宙規模にまで引き上げた、最高のキャラクターの一人なのです。