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【2025年最新版】WEBマンガ界に彗星のごとく現れた!話題の新人作家5選

近年、WEBマンガ市場は拡大の一途を辿っており、数多くの才能ある新人作家がデビューしています。

本記事では、2024年~2025年にデビューした新人作家の中から、特に注目すべき5人の作家をご紹介します。

彼らの作風や代表作、魅力に迫り、WEBマンガ界の未来を担う新星たちの活躍に光を当てます。

WEBマンガ界の未来を担う新星たち

外薗健

プロフィール

  • 氏名:外薗健(ほかぞの たける)
  • デビュー作:『Twin Peach』(2016年)
  • 連載媒体:週刊少年ジャンプ
  • 代表作:『カグラバチ』
  • 受賞歴:第100回手塚賞準入選(『炎天』)
  • 作風:少年漫画らしい力強い絵柄と、スピード感あふれるバトル描写が特徴。緻密な背景描写にも定評がある。
  • 得意ジャンル:剣劇アクション
  • その他:大学在学中にコロナ禍をきっかけに漫画制作を開始。 美大でプロダクトデザインを専攻していた異色の経歴を持つ。 ジャンプ・ショート・フロンティアにも作品が掲載されている。

代表作紹介:『カグラバチ』

刀鍛冶を志す少年・チヒロが、父の仇を討つため、妖刀「淵天」を手に復讐の旅に出る物語。

週刊少年ジャンプで連載中の本作は、「次にくるマンガ大賞2024」コミックス部門1位を獲得するなど、大きな注目を集めている。

斬新な設定、魅力的なキャラクター、そして圧倒的な画力で描かれるバトルシーンは、読者を物語の世界に引き込みます。

『カグラバチ』は、集英社が運営する漫画アプリ「少年ジャンプ+」やAmazonなどの電子書籍ストアで読むことができます。

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外薗健の魅力

外薗健の魅力は、何と言ってもその画力にあります。 デビュー作の頃からその才能は高く評価されており、新人離れした画力で読者を魅了しています。

特に、週刊少年ジャンプの他の作家と比較しても、その画風は異彩を放っています。

例えば、『僕のヒーローアカデミア』の堀越耕平氏は、「映像を見ているかのような構図の取り方」と評し、『NARUTO -ナルト-』の岸本斉史氏は「捲らせ、魅せる、その画に力と想いが宿ってる」と評しています。

これは、外薗氏が美大でプロダクトデザインを専攻していたという異色の経歴が、漫画制作にも活かされているからかもしれません。

また、インタビュー記事では、漫画制作に対する真摯な姿勢や、今後の目標などを語っており、 彼の作品に対する熱い想いが伝わってきます。

森下みゆ

プロフィール

  • 氏名:森下みゆ
  • デビュー作:『欲ばりの末路』(2017年)
  • 連載媒体:週刊少年サンデー
  • 代表作:『尾守つみきと奇日常。』
  • 受賞歴:「次にくるマンガ大賞2024」コミックス部門3位
  • 作風:繊細なタッチで描かれる、温かみのある絵柄と、個性豊かなキャラクター描写が特徴。
  • 得意ジャンル:青春群像劇
  • その他:大阪芸術大学デザイン美術学科卒業。

代表作紹介:『尾守つみきと奇日常。』

多様性の時代、人と関わり合って暮らす「幻人(げんじん)」と呼ばれる人ならざる存在がいる世界。

幻人が多く通う高校に通う人間の少年・真層友孝と、人狼の少女・尾守つみきの交流を描いた青春群像劇。

「次にくるマンガ大賞2024」コミックス部門3位にランクインするなど、WEBマンガ界で注目を集めている作品です。

『尾守つみきと奇日常。』は、hontoやブックライブなどの電子書籍ストアで読むことができます。

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森下みゆの魅力

森下みゆの魅力は、独特の世界観と、繊細な心理描写にあります。

「幻人」というファンタジー要素を取り入れながらも、 現代社会における「多様性」というテーマを、登場人物たちの心の機微を通して丁寧に描いています。

特に、「幻人」のキャラクターたちは、それぞれが異なる能力や外見を持ち、人間社会の中で様々な葛藤を抱えています。

森下みゆは、彼らの心情を繊細なタッチで描写することで、読者に「多様性」について深く考えさせる作品を創り出しています。

「作品賞」「設定賞」にノミネートされたことからも、 その実力は高く評価されています。

クワハリ

プロフィール

  • 氏名:クワハリ
  • デビュー作:『ふつうの軽音部』(ジャンプルーキー!版)
  • 連載媒体:少年ジャンプ+
  • 代表作:『ふつうの軽音部』
  • 受賞歴:「次にくるマンガ大賞2024」Webマンガ部門1位
  • 作風:日常的な風景の中に潜む、人間ドラマをリアルに描く。
  • 得意ジャンル:青春ドラマ、音楽
  • その他:コロナ禍をきっかけに漫画を描き始める。 商業誌デビュー作である『ふつうの軽音部』は、ジャンプルーキー!での連載が話題となり、少年ジャンプ+での連載が決定した。

代表作紹介:『ふつうの軽音部』

高校の軽音楽部を舞台に、バンド初心者である鳩野ちひろら、個性豊かな部員たちの青春を描く物語。 「次にくるマンガ大賞2024」Webマンガ部門1位を獲得し、 BRUTUSなどの雑誌でも特集が組まれるなど、大きな話題を呼んでいる。 『ふつうの軽音部』は、少年ジャンプ+で読むことができます。

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クワハリの魅力

クワハリの魅力は、等身大の高校生たちの心情を、リアルに、そして丁寧に描いている点にあります。

読者は、登場人物たちの葛藤や成長に共感し、自身の青春時代を思い出すことでしょう。

クワハリは、リアルな高校生活を描くために、自身の高校時代の経験を作品に反映させているそうです。

また、登場人物たちの会話や行動は、実際に高校生が使う言葉や仕草を参考にしているため、非常に自然でリアリティがあります。

読者は、まるで自分の高校時代に戻ったかのような感覚を味わえるでしょう。 作中に登場する楽曲やバンドの描写もリアルで、 音楽好きの読者からも高い支持を得ています。

眞藤雅興

プロフィール

  • 氏名:眞藤雅興(しんどう まさおき)
  • デビュー作:『Twin Peach』(2016年)
  • 連載媒体:週刊少年ジャンプ、少年ジャンプ+
  • 代表作:『ルリドラゴン』
  • 受賞歴:第109回JUMPトレジャー新人漫画賞佳作(『Twin Peach』)、第12回金未来杯受賞(『除冷師 煉太郎の約束』)、全国書店員が選んだおすすめコミック2023第1位(『ルリドラゴン』)
  • 作風:繊細な線で描かれる、可愛らしい絵柄と、ファンタジー要素を取り入れた独特の世界観が特徴。
  • 得意ジャンル:ファンタジー、日常系
  • その他:鹿児島県薩摩川内市出身。
  • 公式サイトやSNSアカウント:Twitter(@SHINDO_MASAOKI

代表作紹介:『ルリドラゴン』

ある朝、頭にツノが生えていた女子高生・青木瑠璃。 母親から告げられたのは、なんと自分が人間とドラゴンのハーフであるという衝撃の事実だった。 ドラゴン少女となったルリの、ファンタジーな日常を描く。 2022年10月時点でコミックスの累計発行部数は20万部を突破している。

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眞藤雅興の魅力

眞藤雅興の魅力は、その独特な世界観と、魅力的なキャラクターにあります。 日常の中にファンタジー要素を自然に溶け込ませ、 読者を不思議な世界へと誘います。

『ルリドラゴン』では、主人公の瑠璃がドラゴンであるという非日常的な設定でありながら、学校生活や友人関係など、日常的な描写も多く描かれています。

このファンタジーと日常の絶妙なバランスが、読者にユニークな読書体験を提供していると言えるでしょう。

また、作者の体調不良による休載から復活を遂げたことでも話題となり、 多くの読者から応援されています。

2024年には「次にくるマンガ大賞2024」Webマンガ部門で2位を獲得するなど、 今後の活躍が期待される作家です。

『ルリドラゴン』は、ブックウォーカーなどの電子書籍ストアで読むことができます。

まるよのかもめ

プロフィール

  • 氏名:まるよのかもめ
  • デビュー作:『ドカ食いダイスキ! もちづきさん』
  • 連載媒体:ヤングアニマルZERO、ヤングアニマルWeb
  • 代表作:『ドカ食いダイスキ! もちづきさん』
  • 受賞歴:「次にくるマンガ大賞2024」Webマンガ部門8位、「冷凍食品はニチレイ賞」受賞、ネット流行語100 2024 トップ20単語賞
  • 作風:可愛らしい絵柄で、過激な描写もコミカルに描く。
  • 得意ジャンル:グルメ漫画、ギャグ漫画
  • その他:SNSで話題となり、連載開始から間もなく月一連載へと変更になった。 
  • 公式サイトやSNSアカウント:Twitter(@maruyono_kamome

代表作紹介:『ドカ食いダイスキ! もちづきさん』

21歳のOL・望月美琴は、ストレス解消法としてドカ食いをしている。

血液が塩水になりそうなほど濃い味付けの食べ物を大量に摂取し、血糖値を急上昇させることで快楽を得る彼女。 その破天荒な食生活は、時に読者に恐怖すら与える。

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まるよのかもめの魅力

まるよのかもめの魅力は、可愛らしい絵柄と、過激な内容のギャップにあります。

食欲のままにドカ食いを繰り返すもちづきさんの姿は、 滑稽でありながらも、どこか恐ろしさを感じさせます。

まるよのかもめは、この「滑稽さ」と「恐ろしさ」のバランスを絶妙にコントロールすることで、読者を惹きつけていると言えるでしょう。

例えば、もちづきさんが大量の食べ物を前にしたときの表情や、ドカ食い後の恍惚とした表情は、コミカルに描かれている一方で、どこか狂気を感じさせます。

このような描写は、読者に笑いを提供すると同時に、現代社会における食生活の問題や、ストレス社会の闇を浮き彫りにしているようにも見えます。

また、食べ物の描写も魅力的で、 読者の食欲を刺激すること間違いなしです。 『ドカ食いダイスキ! もちづきさん』は、Amazonや楽天Koboなどの電子書籍ストアで読むことができます。

また、「冷凍食品はニチレイ賞」を受賞したことから、ニチレイフーズの冷凍食品が登場するコラボ漫画も掲載されています。

まとめ

今回ご紹介した5人の新人作家は、いずれも今後のWEBマンガ界を担う存在として、大きな期待が寄せられています。

彼らは、それぞれ異なる作風や得意ジャンルを持ちながらも、読者を惹きつける魅力的な作品を生み出しています。

近年、WEBマンガ市場は拡大を続けており、多様な才能を持った作家が活躍しています。

今回ご紹介した作家以外にも、多くの才能ある新人作家がデビューしていますので、ぜひ様々な作品に触れて、WEBマンガ界の新たな潮流を感じてみてください。

作家名 代表作 電子書籍ストア
外薗健 カグラバチ Amazon, ebookjapan
森下みゆ 尾守つみきと奇日常。 honto, ブックライブ
クワハリ ふつうの軽音部 少年ジャンプ+
眞藤雅興 ルリドラゴン ブックウォーカー
まるよのかもめ ドカ食いダイスキ! もちづきさん Amazon, 楽天Kobo

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