講談社が発行する人気月刊誌『別冊少年マガジン』が、過去に連載会議で採用されなかった漫画ネーム(設計図)を対象とした新コンテスト「リベンジネームコンペ」を、2025年5月8日より開催している。
この斬新な企画は、「かつてボツになった企画でも、今だからこそ輝く作品がある」という理念のもと、再挑戦の場を提供するもの。
漫画家志望者はもちろん、プロ・アマを問わず、かつての自信作を再び世に問える絶好の機会だ。
コンテストの背景:創刊15周年、原点回帰の挑戦

『別冊少年マガジン』は2009年に創刊され、「週刊少年マガジンではできないことをやろう」という方針でスタート。これまでに『進撃の巨人』など、多くの話題作を生み出してきた。
今回の「リベンジネームコンペ」は、創刊15周年を記念した原点回帰の一環。眠れる才能を掘り起こし、新たな可能性を見出すことが目的とされている。
応募資格・条件:ボツ作品こそ大歓迎!
見出し(全角15文字)
過去に連載会議などで不採用となった漫画ネームまたは企画であれば応募可能。年齢、国籍、プロ・アマ問わず、すべてのクリエイターに門戸が開かれている。
見出し(全角15文字)
1話分の連載ネーム(ページ数制限なし、ページ番号必須)
2ページ分の作画見本(描き下ろしでなくても可)
※ネーム原作希望者は提出不要
応募者プロフィール(氏名・年齢・職業・住所・連絡先など)
ボツになった経緯(不採用となった媒体や会議名)
作品に対する意気込み、AIの使用有無
2話以降のネームがある場合は、あわせて提出推奨
応募方法と締切:WEB・郵送の両方に対応
WEB応募:
原稿をZIP形式(200MB以内)で圧縮し、指定フォームからアップロード。ファイル名は「作品名(半角英数小文字).zip」とする。
郵送応募:
〒112-8001 東京都文京区音羽2-12-21
講談社 週刊少年マガジン編集部
「別冊少年マガジン リベンジネームコンペ」係
締切:
2025年6月30日(月)必着
※郵送は当日消印有効
豪華特典と連載保証:夢の実現が現実に
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必ず1作品が誌面連載決定(別冊少年マガジン)
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連載決定作品は単行本化も確約
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連載に至らなかった場合も、才能を評価された応募者には担当編集がつく可能性あり
結果発表は『別冊少年マガジン』誌上にて行われる。
「ネーム」とは?:物語の設計図となる重要工程
ネームとは、漫画制作の初期段階で描かれる構成図のようなもの。コマ割り、セリフ、物語構成を下描き感覚でまとめ、作品の骨格を形にする。
効果的なネーム作成のポイント:
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冒頭で読者の興味を引く展開
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キャラクターの目的と葛藤を明確にする
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読みやすさを意識したメリハリのあるコマ割り
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セリフと絵が互いを補完し合う構成
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見せ場を意識したページ設計
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感情の流れや視線誘導を考慮
別冊少年マガジンとは?:新しい冒険の書を目指す革新誌
『別冊少年マガジン』(通称:別マガ)は、講談社が刊行する月刊少年誌。ファンタジー色が強く、骨太で異色な物語を多数掲載しているのが特徴。新人発掘にも積極的で、『進撃の巨人』をはじめとする多くの名作の原点となっている。
今回の「リベンジネームコンペ」も、そうしたクリエイター支援の一環として実施されている。
まとめ:過去の「ボツ」が、未来の「ヒット」になる
「リベンジネームコンペ」は、かつて不採用となった作品に“再挑戦”の価値があるという新しい視点を与えてくれる。温め続けたアイデアは、今の時代だからこそ輝く可能性がある。
連載・単行本化が確約された今回のチャンスは、“夢の続きを描きたい”すべての漫画家に向けた希望の舞台だ。2025年6月30日(月)の締切までに、ぜひ眠っていたネームを再起動させよう。
【問い合わせ先】
講談社 週刊少年マガジン編集部
TEL:03-5395-3460